豊作祈り通水開始 西部用水
厚木市や伊勢原市、平塚市へ農業用水を送る西部用水の通水が今年も始まり、5月9日には市内酒井の大相模水神社で通水式が行われた。
西部用水本線は相模原市の磯部地区から取水し、厚木市、伊勢原市を通って平塚市の鈴川へ流れる。県全体の田畑の3分の1近い、約1300haの田畑が農業用水として利用しているという。
式典には用水の流域にあたる3市から、小林常良厚木市長、高山松太郎伊勢原市長、落合克宏平塚市長が出席。安定した給水と豊作を祈った。
その後、敷地内にある水門が、3市長の手で開放。この水門は中津川の妻田付近から取水し、市内を経て平塚市の大神地区へ流れる昭和用水の一部。バルブを開放すると、ゆっくりと水が平塚方面へ流れていった。
用水を管理する県相模川西部土地改良区は今年で発足60周年を迎える。小林市長は「厚木は用水の上流部。先人の力で20Kmを超える用水路が今日まで続いている。皆様のご尽力に感謝します」とあいさつした。
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4月19日