シニア世代を中心に、地域の麺づくり教室が盛んだ。2002年に厚木南公民館で発足した「厚木市手打ち麺の会」の会員が年々増え、現在では市内6カ所に拡大。麺好きの人が集まり、趣味の延長線上で多くの人と友だちになれるところが人気だという。4月6日(日)に小鮎公民館で教室を開く同地区の代表、小野芳靖さんに話を伺った。
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▽市内在住で手打ち麺教室講師の小田聞多(もんた)さんの活動を足がかりに発展した同会。自分の手で実際に麺打ちを行い、作って食べることで、同好の輪を広げていくことが目的。発足当時の会員は約10人だったが、現在は口コミで広がりをみせ92人にまで増えた。平均年齢は65歳、地区にもよるが男性が多い。04年から厚木南、厚木北、南毛利、荻野、小鮎、森の里の公民館単位で区分けされ、各地区のグループ長が会員をまとめている。参加は、決められた所属グループでの活動が原則だが、事前に連絡すれば他の地区に行くことも可能。新しく会に入った人は、ベテランのグループで指導を受けることができ、サポート体制も整っている。
▽会は各地区で毎月1回開催。そば、うどん、中華麺、パスタ、ラーメンなどの中から、各グループで独自レシピを作り、試食会を行っている。レシピは、材料、麺づくりの手順や作業が詳細に書かれている″本格的”なものだ。麺が上手に作れなかったときの状況と原因を分析するなど、情報を蓄積している。小野さんは「かなり突っ込んだ技術が時には必要」と、日ごろから雑誌で研究を重ね、実際に勉強を兼ねて会員同士で遠方まで麺打ち体験などに出かけることもあるという。
▽同会の活動は、先月で125回目を数えた。会員の中には、復習し自分で作る人、孫に食べさせてあげる人など様々。現状では、6地区合同での麺作りは会場の都合で難しいが年2回、親睦旅行と懇親会を行っている。小野さんは「手や体を動かし、それが健康にもつながっている。今では、自分で作る麺が一番おいしい」と笑顔を見せた。
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