NPO法人厚木の川の環境を良くする会(西井伯夫理事長・会員数10人)の活動拠点がこのほど、「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」に選ばれ、9月28日に一般社団法人関東地域づくり協会東京事務所で選定証が授与された。
この選定は都市化が進む関東地域において、自然とともに生き持続可能な環境づくりを行う団体の支援が目的で、同協会と公益財団法人日本生態系協会の共催。現在の選定団体は83。同会は、相模川の水辺環境を回復させたことが評価され、選定を受けた。
同会の活動範囲は、相模川の東名高速道路下付近から戸沢橋までの3万3千平方メートル。「50年前の生態系の復活」と「地域交流」を目的に、同会と相模川の花を咲かそう会(石井正芳会長)、相川小学校(中川洋太校長)の3団体が連携し活動。今後、付近小中学校など活動団体を増やしていくという。
活動内容は、ビオトープ形成をめざした目標約1・5Kmの水路づくりや、絶滅危惧種カワラノギクなどの植物の栽培。広場や遊歩道の整備も少しずつ進められ、遊ぶ子どもや散策する人の姿も多くなっているという。
コオロギやカニなどの生物が増えているなど、活動の成果は表れている。西井理事長は「自然のサイクルが戻りつつある。目標はホタルの復活。まだまだこれから」とめざす目標は高い。
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