活動報告 『手話言語条例』を議員提案! パパ・ママの代弁者神奈川県議会議員 山口たかひろ
手話は言語である
2006年に国連の「障害者権利条約」で「手話は言語である」と明記され、国でも2009年「障害者基本法」改訂で「手話は言語に含まれる」と明記されました。
神奈川県においても、手話を言葉と同じように使える社会を目指して、県聴覚障害者連盟や県身体障害者連合会そして5万4655人の署名数の方々からご要望を頂き、条例制定実現のため、『自民党県議団 手話言語条例プロジェクトチーム』を設置し、自分の強い思いと団からの要請を受けメンバーとして議員提案による手話言語条例制定のため取り組んで参りました。
『議員自らが条例提案者』となる手話言語条例制定は12月本会議の予定でありますが、7月から団体の方々との意見交換、そして多数の勉強会を重ね議員提案ができるところまで整いました。成立すれば、都道府県では全国で2例目となります。
本条例では、手話はコミュニケーションに欠かせない言語であるとの認識に立ち、また『独自の言語体系を有する文化的所産』と定義し、手話の普及や教育、聴覚障害者が手話を使って生活しやすい環境づくりを『県の責務』であると位置づけ、手話の普及推進のため教材の作成、市町村への支援等を県に義務付ける事としています。
私自身この条例を提案するに当たり、耳の聞こえない方々にとって、手話が言語としていかに大切か改めて理解を深めることができ、「手話言語条例」の必要性を強く痛感いたしました。
障がいを知り、ともに生きる地域社会をつくる。これからも、障がいのある方々が抱える日常生活の困難解消、自立と社会参加の促進に向けまた、政策の中にやさしさ、思いやり、温かさが感じていただけるよう、議論や提言を行ってまいります。
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