市内妻田西の水墨画家、又村和夫さん(82)の作品「群影登鱗」が「第21回総合水墨画展」で作家準大賞と読売新聞社賞を受賞した。東京都港区六本木の国立新美術館で、あす13日(土)まで展示されている。
作品は横幅約130センチの60号サイズ。応募点数1千点の中から選ばれ、ダブル受賞となった。
厚木のシンボルでもある鮎が約40匹の群れを成して、流れる川を一直線に遡上する様子が生き生きと描かれている。
又村さんは「一目で鮎と分かってもらえるように、体長や顔つきを勉強して、特徴を捉えるのに苦労した」と振り返り、「来年は大賞をとれるように作品を描き続けていきたい」と抱負を語った。
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