「厚木・愛川・清川の地方創生を考える」講演会が厚木商工会議所で11月8日に開かれた。これは、厚木・愛川・清川3市町村の活性化をめざし「回遊性のある広域的なまちづくり構想」を掲げる公益社団法人厚木青年会議所(山口恭宜理事長/厚木JC)がこの構想の方向性を共有しようと企画したもの。
講師に招かれたのは県公営企業管理者企業庁長の二見研一氏。「地方創生は自治体の生き残りをかけた地域間の競争」「地域間の競争を勝ち抜くには、”地域らしさ”が重要であり原点」「どこかで成功しているものをもってくればよいものではない」と地方創生をわかりやすく解説。
県の取り組みの紹介や人口移動や人口動向、地価動向、交通整備の状況などのデータから、県央地区の今と将来予想を示した。その上で「厚木は道路に賭けるべき」「(他市と)競争せずに住み分けを考えるべき」と二見氏の考えを展開した。
厚木出身ということもあり、随所に地元愛が溢れる講演で、参加した50代の会社員は「客観的に将来を考える良い機会になった」と話していた。
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