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厚木を名画の街に 映画館でにぎわう街づくりプロジェクト 顧問 池田 正

文化

公開:2017年5月5日

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 オペラや演劇、音楽のコンサートやライブは行きたいがチケットが高いし、会場が遠いなど、なかなか足が向かない。

 そんな人にうってつけなのが、アミューあつぎ9階の映画館だ。会員やシルバーチケットを使うとワンコイン(500円)で世界中の名画が見られる。

 開館から3年を迎えた。市内はもとより、町田や横浜をはじめ全国の都市から厚木に映画を見に来る人が増えている。

 映画館にどんな魅力があり、そのオーラは何なのだろう。その第1は、社長・青山大蔵氏の映画館は「地域のコミュニティづくりを担う」ということを経営の基本コンセプトにしているところを私は注目している。

 アミューあつぎの映画の特色のひとつは何といっても、上映映画の多さとジャンルの広範さだ。世界の著名な映画祭の受賞作品やノミネート作品、音楽・美術・自然、ドキュメンタリー作品、アニメなど大人から子どもまで自分の好みに合った映画を見て楽しむことができる。加えて、若手監督の作品の上映や監督や俳優の舞台挨拶も行っている。

 第2はお客さまへの心づかいを大切にしていることだろう。社長の笑顔とスタッフの明るい接客態度はお客さんの心をなごませてくれる。ポスターへの手づくりのイラストやコメント、資料づくりも映画をわかりやすくしてくれる。

 第3は、お客さまとのコミュニケーションを大事にしているところだ。上映前のスタッフの映画の見どころのトークも楽しい。客席から拍手がわく場面も何度か目にした。映画を見た感想を自由に書き込めるノートも置いてある。もう4冊目だ。時々見せてもらうのだが、とてもおもしろい。映画の感想や上映映画のリクエスト、若者の素晴らしいイラストがあったり、時には館への苦情も。

 要所に社長やスタッフのていねいなコメントも。来館者と映画館のキャッチボールの姿が印象的だ。開館からの来館者数は約16万人、会員数延べ4300人。私なりにアミューあつぎの映画館の魅力を取り上げてみたが、全国に例のないこの手作り感や接客姿勢やコミュニケーションを大切にする心が、オーラとしてお客さまの心を捉えているのではないだろうか。

 映画館が市民に親しまれ、県内外に向けて「名画の街・厚木」を発信するため、私はPRに努めていきたい。映画館にはいい映画の選定とコミュニティづくりに役立つ企画を推進していただきたいと思う。
 

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