産前産後・子育て中ママへ向けた家事代行や、ベビー・キッズシッターサービスを行うWithMammyの代表・山田啓子さん(愛甲・39)。「ママに寄り添う伴走者になりたい」と力強く話す姿がまぶしい。
自身も長男(小5)と長女(小1)の2児を子育て中。長男が7カ月のころ、夜泣きが3カ月続いた。初めての育児で勝手がわからず、夫も仕事で帰りが遅い、お互いの実家も遠くて頼れない、とワンオペ育児で助けてくれる人がいなかった。「育児書を見て、その通りにやろうとしてうまくいかないジレンマで、苦痛しかなかった」と当時を振り返る。この経験から、「ママをサポートできる仕事に就きたい」と思うようになり、2年前に産後ケアリストの資格を取得。その後、チャイルドマインダーや心理カウンセリング1級なども取り、昨年5月、With Mammyを立ち上げた。
スタッフは山田さんを含めて3人。基本的な業務時間は、平日の午前9時から午後5時。9月の予約はすでにいっぱいで、リピート率は100%。共働き家庭の利用が多いそう。「綺麗に片付いた家を見ると、仕事の疲れが吹っ飛びます」や「ホテルみたい」との喜びの声をもらうことも。「もっと頑張らなくちゃと思いますね」とにっこり。実は、この仕事を始めるまで料理も掃除も“普通”だったという。「料理は作ることが好きになったし、掃除も綺麗になっていく達成感を味わえる」とプロの顔だ。
長野県で生まれ育つ。20歳のとき歌手を夢みて上京した。今でも歌が大好きで、十八番はBoAの『メリクリ』。なかなかカラオケには行けないが、「車カラオケでストレス発散してます」。子育ての信条は、「自分の人生は自分の足で。自分で考えて行動できる人になってほしい」と願う。
子育て相談サロン「ままカフェ」の運営にも携わる。10月19日(金)の午前9時30分から11時30分まで厚木南公民館で開催。「もし、一人で育児を頑張っている人がいたら、他力を頼ることも大切と伝えたい。子育ては一人ではできない。どこでもいいから相談してほしい」。真剣に訴える表情からやさしさがこぼれた。
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