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花と笑顔と喜びを
誕生日や結婚のお祝い、そして大切な人の墓前にも―。人生の節目に欠かせないのが「花」だ。
アバランチにソルボンヌ。バラやユリ1本、1輪ずつにそれぞれ名前があり、育てた生産者の想いがある。多くの人の手を経て店頭に並ぶ花を、わたしたち消費者もまた、さまざまな思いを持って、買う。
年間7400万本が流通
切り花や鉢物などの花と緑を総称した「花(か)き」を扱うのが、株式会社南関東花き園芸卸売市場(厚木市長沼)。生産者や輸入業者から委託出荷された花きを、買い手である生花店や仲卸業者などの買参人(ばいさんにん)に販売している。
通称「南関(なんかん)」。1974(昭和49)年3月に、平塚生花市場と厚木中央生花市場が合併して誕生した。北海道から沖縄まで日本全国はもちろん、コロンビアやオランダなど海を越えてやって来たものも含めればおよそ40ヶ国、年間約7400万本の花々が南関に集まってくる。切り花のセリは月・水・金の週3日、鉢物のセリは火・土の週2日。切り花担当、鉢物担当のセリ人がセリ場に立ち、買参人との”真剣勝負”に挑む。
「舞台」に立つセリ人
買参人席に用意された機械に価格を入力する機械ゼリが主流のいま、南関で続けているのは手ゼリ。多い時は7人がセリ場に並び、100人以上の買参人を前に、高々と花を掲げる様は、まさに舞台だ。「それでは始めます!」午前7時ちょうど、舞台の幕が上がる。「今シーズンの初物だよ!」「生産者もがんばってるから高く買ってよ!」。買参人が指で示す価格と数量に、セリ人は素早く目を走らせる。花の産地に足を運び、丹精込めて育てるその苦労を知ればこそ、価格に妥協はできない―。セリ人と買参人、丁々発止のやり取りが続く。
365日が記念日
セリが終わると、集った人々が一斉に動き出す。買参人たちは競り落とした花を車に積み込み、市場を後に。セリの熱気が去り、平常が訪れた市場でふと目に入るのは、「花と笑顔と喜びを」の場外看板。そして市場周辺のゴミを拾う小野和雄会長(72)の姿があった。
市場を出た花は、どんな風に姿を変えて誰のもとへ届き、どんな表情を生むのだろう。4代目の小野吉一社長(47)は語る。「うれしい日も悲しい日も、なんでもない日も、365日が記念日。暮らしのそばにいつも花があり、花が人生を彩ることを願うんです」。新年4日(金)から、市場は動く。
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4月19日