厚木・愛川・清川版 掲載号:2020年1月17日号 エリアトップへ

子どもの主体性・協同育む保育実践 子中保育園の取組みに評価

教育

掲載号:2020年1月17日号

  • LINE
  • hatena

 子どもたちの「なぜ?」を大切に、感性・創造性・主体性を育成する観点から、「科学する心を育てる」ことを目的に、2002年から始まったソニー幼児教育支援プログラム。神奈川県では最高の「優良園」に選ばれた子中保育園(厚木市下荻野/大塚貴史園長)を取材した。

 2019年度ソニー幼児教育支援プログラムには、全国33都道府県の幼稚園・保育所・認定こども園から、過去最多となる153件の応募があった。子中保育園では、「体験によりそう〜子どもたちの協同が生み出す創造性〜」をテーマに、2歳児から5歳児までの保育実践論文をまとめた。審査委員会からは、「保育者自身が変わる」という課題を挙げ、保育を振り返り真摯に取り組んだ点が評価された。

 同園では子どもたちの「協同」の姿に注目し、科学する心を育むことを実践した。取組みの中心となった和田香澄保育士(3・4歳児担任)は「子どもが主体的に遊ぶための声かけや促し方を意識した」という。「興味深い」と感じた場面では、カメラだけでなくビデオでも記録した。

異年齢園児の協同作業の一例

 昨夏同園では、園児がホースを自由に使い、水遊びや泥遊びを楽しんだ。その中で保育士は、水を出し続ける園児を止めることなく見守った。最初はたくさん出していた園児も、次第に水の量を調整し始めた。園庭は水浸しに。園の門から道路へ水が流れそうになったとき4歳児園児は、泥水の中から砂をすくい、水流を堰き止めようとしたが水量が多く、なかなか堰き止められない。その様子を見ていた2歳児の園児が、スコップを置き堰き止めた。そこからは2、3、4歳児が協同して堰き止め作業を楽しんだ=写真上。

 また、ペットボトルを潰して遊んでいた3歳児園児が、「どうやったら膨らむのか」を考え、チャレンジする姿も見られた。最初は砂や水を入れて試行錯誤をしていた。少しは膨らむものの、完璧に戻すのは難しかった。ところがある日、4歳児園児がホースの水圧が強いことに気がつき、ペットボトルの口にホースを入れ、勢いよく水を流すと膨らませることに成功=写真下。「年齢の違う複数の子どもが、助け合いながらチャレンジする様子が見られた」という。

 同園では、模造紙に付箋で貼っていく「すがた・きづき」共有ボードを活用し、保育士間での振り返りを大切にしている。和田保育士は「子どもたちの個性や、その子らしさを表現できるようにするためには、保育士と子どもの関係性が対等であることが重要」と話した。

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

電話機等の購入に補助金

【Web限定記事】

電話機等の購入に補助金 社会

振込め詐欺防止の一環

5月22日号

自宅でできる簡単体操

【Web限定記事】

自宅でできる簡単体操 社会

清川村HPで配信

5月22日号

保健情報をメール配信

清川村

保健情報をメール配信 社会

5月22日号

NZからメッセージ

【Web限定記事】

NZからメッセージ スポーツ

オリンピック代表選手ら

5月22日号

子育て相談ダイヤル開設

【Web限定記事】

子育て相談ダイヤル開設 教育

育児疲れや孤立化解消

5月22日号

「いいとこさがし」で育む協同性

【Web限定記事】子中保育園

「いいとこさがし」で育む協同性 教育

保育実践研究で最優秀賞

5月22日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月22日0:00更新

  • 4月24日0:00更新

  • 4月17日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年5月22日号

お問い合わせ

外部リンク