▽「ひとつのことを地道に続けているといいことがあるのだな」--と思った。素朴で素敵な心からの感想だ。突然受賞の連絡を受けたという。始めはなにが起こったのか困惑したが、時間が経つとともに「この栄誉ある看護賞を受賞した喜びをひしひしと感じるようになりました」。懐かしい看護学校時代の恩師からお祝いの電話ももらった。「この喜びは、これまで自分とともに働いてくれた上司や先輩、仲間のおかげ」と語る。昭和54年から愛光病院に勤務。「精神科一筋の看護師として患者の社会復帰のために医師・薬剤師らとのチーム医療に大きく貢献。後輩看護師の模範となり、地域の精神保健福祉の発展と向上にも尽力」と評された。
▽就活中にハローワークから勧められた「看護助手」という仕事。助手として患者さんと楽しい時間を共有するうち、「もっと患者さんの役に立ちたい」と厚木看護専門学校に入学、准看護師の資格を取得。その後、さらに看護技術も知識を得るため、平成11年に看護師の資格を取得。病棟主任、病棟科長、看護局長などを経て、現在は看護局参与と医療安全管理部長を兼任する。「心ある開かれた精神科医療の実践」という同病院の理念に深く共感している。
▽定年を過ぎた今も現場で看護の仕事に就けることに感謝の念は尽きない。「同時にこれまでの経験を活かし、医療安全の推進活動に尽力することが自分の役割」ときっぱり。穏やか口調、柔和な笑顔が印象的。キャンピングカーに魅せられて現在2台めに乗る、ロマンチストでもある。
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