コロナ禍によりおうち時間が増えたことで、花を家の中に飾ったり、ベランダや庭で育てたりするようになった、そうしたいけどまだ手が出せていないという人は多いのではないだろうか。今回は、厚木市松枝の生花店「ごむの木」の代表取締役、石井誠さんに、おすすめの花の楽しみ方やそのコツについて聞いた。
まず、今の時季におすすめなのは観葉植物だそう。青々としたその見た目が、部屋を涼し気に演出してくれるだけでなく、日よけとしても大活躍。衝立やサンシェードは、使い方によっては、それ自体が熱を持ち始めてしまい、部屋の温度の上昇を加速させかねないが、観葉植物にその心配はない。しかも窓際に置いても風が通るし、空気を浄化する作用もある。最近は、扱いやすく、丈夫な「ポトス」や「パキラ」が人気だそう。夏らしい「サボテン」もおすすめ。
また、コロナ禍で注目を集めている、生花を定額で定期的に届けてくれるサービス「花のサブスク」。「ごむの木」でも数年前から扱っているが、コロナ禍で利用者が増えたという。
生花を飾る時のコツは、とにかく毎日花瓶の水を替え、2cmほど茎を切り、バクテリアの発生を抑え、水を腐らせないこと。どうしてもできない時は、キッチンハイターを一滴垂らすだけでもOK。花のサイズや量が減ってきたら、花瓶を替えつつ、飾る場所を変えていくのも良い。「最後の1輪になったらトイレに飾るというお客さんもいますよ」と石井さん。どんな花を購入したら良いかわからない初心者は「1輪だけ選んで、あとはお花屋さんにお任せいただければ」。「花の組み合わせや飾り方に正解も間違いもありませんので」
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