愛川町立中津第二小学校で7月26日と27日、小学校の教員を対象に「プログラミング&GIGAスキルアップサマーゼミ」が開催された。2020年度から必修化されたプログラミング教育の理解を深めるためのもので、先行的モデル校として取り組んできた同校の教員が講師を務めた。
このスキルアップサマーゼミでは、プログラミング教育講座が4種類、iPadの純正アプリ講座が5種類、Googleの活用講座が2種類で全11講座が行われ、2日間で延べ135人が参加した。
26日に行われたプログラミング教育の「MINDSTORMSで遊ぶ」では、タブレット端末にあらかじめ動作のプログラムを入力し、ロボットを動かして課題のクリアに挑戦。迷路の課題では、参加者たちは「前進して障害物に当たったら回転」「黒い線を感知したら止まる」などのプログラムを入力。予想外の動きを少しづつ修正してゴールを目指した。
参加した教員からは「自分の学校でも2学期から活かせる」「ゴールできると嬉しい」など、プログラミング教育の楽しさを体感していた。
コンピュータを思い通りに動かすだけでなく、物事を実現するために必要な動作や順序を論理的に考えられるようになる「プログラミング的思考」を身に付けるためのプログラミング教育。一人1台のタブレットPC配備など環境整備が進んでいるが、活用については学校によって差があるケースもあるという。
同校では、20年度の必修化前から町の先行的モデル校として、研修会や神奈川工科大学の教授を招いた講座などを実施してきた。今回のサマーゼミでも、同校の教員がそれぞれの得意な内容で講師を務めた。
同校の佐野昌美校長は「愛川町の小学校ではiPadとGoogleの機能を活用して学び方改革と働き方改革に取り組んでいます。研修会には意欲ある先生がたくさん集まりました。二学期以降に愛川町の学校現場でデジタルトランスフォーメーションが加速していく手ごたえを感じています」と話す。
愛川町教育委員会では「先行的に取り組んできた中津第二小学校のノウハウが、先生たちに伝わり、子ども達に還元されていってくれたら」と話す。
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