愛川町と清川村で8月29日、地震などを想定した防災訓練が行われた。
愛川町では、町民を対象とした「命を守る行動訓練」と町職員を対象とした訓練を実施した。
命を守る訓練では、広報紙などで事前に訓練を周知し、午前11時の防災行政無線のサイレンを合図に、各家庭で机の下で頭部を守るシェイクアウト訓練を行ったほか、非常持ち出し品などの確認を呼び掛けた。
町職員の訓練では、町役場本庁舎など各自の勤務地に集まり、地震発生直後の安全確保行動や、火元確認、初期消火訓練なども行った。
また、町消防本部に災害対策本部を設置し、パトロールや無線を活用した情報収集で被害状況を確認した。さらに、避難所開設訓練では発電機や投光器、段ボール間仕切りなど実践的な訓練を実施した。
清川村では、大規模地震を想定し、生涯学習センターせせらぎ館みどりホールと村立緑小学校体育館で訓練を行った。
各避難所では、テントやベッドの設営、避難者を想定した受付や誘導などのデモンストレーションも実施した。
コロナ禍ということもあり、避難所全体でのソーシャルディスタンスの確保や換気、発熱のある避難者の誘導など、感染症対策についても再確認した。
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