愛川町消防本部が3月3日と4日、町内角田の山林で土石流災害対応資機材(根切りチェンソー)の取扱い訓練を実施した。
この根切りチェンソーは、同本部が昨年配備したもの。昨年7月に発生した静岡県熱海市土石流災害では町消防部隊も現地に派遣されたが、通常の機材では土砂が付着した状態の建築材料等を切断することができず、救出活動に多大な時間を要したことを教訓に配備された。
今回実施した訓練では、愛川町森林組合の協力を得て、林野内においてチェンソーの基本的な取扱い方法を学んだ。林野内の倒木を土砂災害現場での土砂に埋もれた流木と想定し、根切りチェンソーを用いた切断や、倒木の除去方法について実現場に近い環境での訓練を行った。参加した隊員は「準備された木材の切断訓練とは異なり、現場に近い状況の樹木の切断は緊張感がありました。有事の際にはこの経験を活かし、迅速な救出活動が行えると思います」と感想を話した。
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