東海大学経営学部経営学科(平塚市)の亀岡京子教授のゼミに所属する11人の学生が5月20日、清川村を訪れ村内の施設などを巡った。
これは、SNSなど主な情報ツールの活用に長けている若者の力を借り、村の魅力発信につなげる共同研究プロジェクトの一環。
この日学生が訪れたのは、ふれあいセンター「別所の湯」、宮ヶ瀬湖畔園地、運動公園、道の駅「清川」。学生は建物の造りや観光商品の陳列状況、観光客の動向などを観察した。
見学後は、岩澤吉美村長、川瀬久弥副村長との意見交換会が役場内で開かれた。学生から、村の知名度を上げるためにふるさと納税の返礼品の充実、夜の滞在数を増やすために星空の観測会の実施、サウナ施設の設置などの提案が出た。学生の1人は「情報発信の手法が課題だが、売りになるものさえ見つかれば人を呼べるポテンシャルはある」と話した。岩澤村長は「学生の力を借り、村の観光産業の発展につなげたい」と話した。
村と大学は引き続き村の観光施設への来訪促進や観光消費、滞在時間の増に向けた研究や公共施設との連携の方策について検討していく。
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