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ドクターＱ＆Ａ Ｃａｓｅ７．妊娠と歯周病
Ｑ．妊娠すると歯周病になりやすいのですか？
Ａ．なりやすいです。妊娠中期から後期（妊娠16週以降）になると、増加した女性ホルモンが口腔内の細菌に反応します。妊娠性歯肉炎といい、歯ぐきからの出血が多くなり腫れやすくなります。出産とともに元に戻りますが、授乳中も女性ホルモンがまだ多いため、しっかりとしたプラークコントロールで炎症を最小限に抑えることが重要です。
歯周病にかかっている妊婦さんは早産や低体重児出産のリスクが高くなります。早産や低体重児出産は、生まれてくる赤ちゃんには大変な負担がかかります。
妊娠中は悪阻で食生活が変化し歯磨きも気持ち悪くてできない場合があるので、今まで虫歯や歯肉炎になったことのない人でも悪くなりやすいです。出産しても、育児や仕事に追われ歯を磨く時間も減るかもしれません。お母さんは自分のことに使う時間は確実に減ります。歯科受診ができなくても一日最低でも一回しっかり歯磨きをしてください。そうすることで、虫歯や歯肉炎の進行を緩めることができます。
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