タウンニュース厚木版元旦号、6日号で掲載した、新春市長インタビューの最終回。小林常良厚木市長に将来の展望についてうかがいました。
――「厚木の誇り」や「厚木らしさ」について、まちの魅力を今後はどのように発展させ、将来の厚木市をどのような都市にしていきたいとお考えですか。
「厚木市には大山や相模川などの豊かな自然環境があり、多くの企業や大学が立地しています。道路交通網はこれまでの東名高速道路や圏央道に加え、新東名高速道路や厚木秦野道路(国道246号バイパス)の建設によるインターチェンジの設置が予定されるなど、このまちはまだまだ大きく発展する可能性を秘めています。
厚木市は1960年に工場誘致条例を制定するなど、これまでに積極的な産業振興に取り組んできました。その結果、市内には多くの中小企業をはじめ、世界的な企業の研究開発機関などが立地。産業の集積度は県内でも指折りの高さで、昼間の人口が常住人口を上回っており、昼夜間人口比率は横浜市や川崎市を上回る全国16位となっています。さらに、企業からの税収も本市の財政運営に大きく影響しており、前回の東京オリンピックが行われた1964年から53年連続で地方交付税(国からの支援)を受けておらず、地に足を付けた『自主・自立』の市政運営を行っている全国でも稀有なまちです。
今後予測されている人口減少は市税収入を減少させ、公共施設の維持管理や市民サービスの質の確保にも影響を及ぼすことが心配されます。私は市長に就任して以来、地域経済の活性化に向けた企業誘致、子育て・教育環境日本一に向けた取り組み、持続可能なまちづくりに向けた徹底した行財政改革にまい進してきました。今後もこれらの施策をさらに発展させ、今を生きる私たち、将来にこの地で暮らす全ての人々がまちに誇りと愛着を持って光り輝けるよう、先々を見据えた元気なまちづくりに取り組んでまいります」
――ありがとうございました。
(おわり)
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