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地域の子育て応援団【3】 誰が来ても居心地よい場所 「ばあばのいえ」主催 上野はるみさん(60)

教育

公開:2018年8月24日

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 「誰が来ても居心地のよい場所があったらいいな」。そんな思いから始まった『ばあばのいえ』。毎月第1土曜日、戸室公民館で開かれている。主催するのは長年幼稚園教諭として勤務した上野はるみさん。「いろんな人が気軽に集える場所、小さい子が安心して遊べる場所、ママたちが知り合える場所になってほしい」と願いを込める。

 よく近所の子どもたちの面倒を見ていた母の影響もあり、幼稚園教諭になったのは自然な流れだった。結婚1年後に一度仕事を辞めるも、母に相談すると「せっかくだから続けなさい」との言葉をかけられ、長男を授かったあとも仕事を続けた。

 長男が4カ月のとき、幼稚園教諭として復帰。5年後には長女も生まれ、さらに忙しくなった。朝7時前に近所に住む母に子どもたちを預け、夕方6時過ぎに迎えに行く日々。仕事を持ち帰り、寝かしつけたあとに片づけることもあった。

 ある夜、3歳だった長男が泣いて吐いてしまったが、くたびれていた上野さんはかまってあげられなかったという。「朝どうやって顔を合わせようと悩んでいたら、『おかあさん、くつそろえておいてあげたよ』と言われて、もう仕事を辞めようと思いましたね」と振り返る。でも「この子のせいで辞めたら後悔するよ」と知人に言われ、「今は退職のときまで続けられて良かったと思う。子どもたちに、好きなことを頑張る姿を見せたかった」と後悔はない。

 2年前に長女が出産し、現在は2歳と3カ月の男の子のばあば。「孫はかわいい。ばあばになって余裕ができた分、孫の成長がよくわかる」と包み込むようなほほ笑み。「自分の子育てを振り返ると、イライラしていることが多かった。子育ては“今”しか楽しめないことなので、ママたちには楽しんでほしい」と、子育て真っ最中のママたちへエールを送る。

*  *  *

 次回のばあばのいえは9月1日(土)に開催。時間は午前10時から。入退場自由で参加無料。形式的な自己紹介などはなく、和やかな雰囲気の中で、子どもたちが自由に遊べる空間づくりをしている。

ばあばのいえの様子
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