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地域の子育て応援団―【6】 赤ちゃんから高齢者まで支援 マリーンバースハウス 海内依子さん(64)

社会

公開:2019年4月19日

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 2001年に助産院・マリーンバースハウス(七沢588)を開院して以来、400人もの赤ちゃんを取り上げてきた海内依子さん。「1人として同じお産はないから命がけなのよ」との言葉は、これまでの経験から説得力を持つ。同院の出産はフリースタイルで水中出産や座産、横向き出産などさまざま。妊婦の体調を整えるため、整体やヨガなどいろいろな資格を取得してきた。現在は、産後ママのためのおにぎり会やベビーマッサージ、不妊相談などを行っている。

 広島の離島で育った。大学、就職で大阪へ。OLとして働いていたものの、「男性補佐の仕事が多く、自立した女性になりたい」と、27歳で看護師と助産師の免許を取った。その後、結婚を機に厚木へ越して来ると、病院で助産師として働いた。結婚から2年後には長女を、続けて次女を出産。次女が3歳になったとき、仕事復帰した。病院での仕事は、「安全なお産が第一で、流れ作業のような感じがした。だったら、助産院を自分でやろう」と独立を決意した。

 独立してからは、多いときは月に4、5人の赤ちゃんを取り上げることもあった。小学生だった娘たちは母親の仕事に理解を示し、「娘が頭が痛いというから仕事を休もうとしたら、『お母さん仕事に行っていいよ』と言われて」と振り返る。今では2人とも結婚、出産を経験し、子育て真っ最中。ヘルプに行くこともあるが、「娘たちはゆるやかな子育てをしていて、学ぶことが多い」と苦笑い。

 「実は昨日、笑いヨガの資格を取ったばかり」とにこやかな笑顔。笑いヨガとは、笑いの体操とヨガの呼吸法を合わせた運動法という。今後は、「親子でできる笑いヨガを開催したい」と意気込む。「子育ての経験を活かした子育て支援はもちろん、更年期や高齢者の腰痛予防など、幅広く社会貢献できたら」。そう話すやわらかな表情に引き込まれた。

※現在は分娩は受け付けていない

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