愛川町が6月から、町立3中学校で放課後学習「ひのき教室」をスタートした。生徒たちが気軽に学べる場を提供し、学習習慣の定着と学力向上を目指す。
ひのき教室は、愛川町が今年度の新規事業として町立の3中学校で始めたもの。全学年が対象で、希望すれば無料で参加できる。
学習の方法は、インターネットを使ったオンライン学習「e-ラーニング」による個別学習が中心だが、教員経験者や学習サポーターなどが講師として配置され、生徒をサポートする。教科は国語、数学、社会、理科、英語など幅広く、放課後の1時間程度を使って苦手科目の克服や得意科目の成績アップなど、生徒一人ひとりが目標を持って学ぶことができるという。
初の教室は、6月5日から13日にかけて各校1日ずつ実施され、3校合計で約40人の生徒が参加した。
e-ラーニングでは、問題を解くとすぐに回答の正誤がわかるため、生徒が自分のペースで学習を進めることができる。愛川町教育委員会担当者は「子どもたちは吸収が早いので、自分でどんどん進める姿も見られました。一方、間違えてしまった問題を再度解きなおして理解を深めることもできます」と話す。
今後も、ひのき教室は各中学校で月に1回から2回開催され、各校で年間20回程度実施する予定だ。7月以降からの参加も可能。また、e-ラーニングはパソコンやスマートフォン等の端末とネット環境があれば、自宅でも学習ができる。
小学校ではあすなろ教室
愛川町では、2016年度から町内6小学校で放課後学習「あすなろ教室」を実施している。
あすなろ教室は3年生と4年生が対象で、科目は国語と算数。町教育委員会担当者によると、「苦手科目の指導をしてもらえるのでありがたいという声をいただいています。共働き世帯が多い地区では特に人気です」と、保護者からの評価も高いという。今年度から始まった中学校でのひのき教室についても「子どもたちが学ぶ楽しさを知ることで効果を実感してもらえたら。学校や学習塾だけでなく、自宅での学習も大切。自学自習の習慣を身に着けてほしい」と期待を寄せる。
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