神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

念願のソーラーパネル設置へ 一般社団法人あつぎ市民発電所

社会

公開:2019年11月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
ソーラーシェアリングを行う厚木市飯山の農園での収穫祭。この場所にソーラーパネルが設置される
ソーラーシェアリングを行う厚木市飯山の農園での収穫祭。この場所にソーラーパネルが設置される

 脱原発と再生可能エネルギーの普及をめざす一般社団法人あつぎ市民発電所(遠藤睦子理事長)。設立から1年3カ月が経過し、念願の太陽光発電パネルの設置工事が11月下旬からはじまる。遠藤理事長は「多くの人の賛同による市民の繋がりが大きかった。この輪を今後も広げていきたい」と話す。

 同団体は、市民参加型の発電事業を行う一般社団法人。遠藤理事長が脱原発の市民活動に参加する中で、「自分たちにできることはないだろうか」と設立に至った。発電の手法として、田んぼや畑で作物を育てながら、地表から2・5〜4mの高さに設置したソーラーパネルでエネルギーを生成する「ソーラーシェアリング」を採用。その設置基金を募っていた。

制度終了で課題も

 9人でスタートした法人は、現在は賛同する会員が約110人。呼び掛けた基金は144人の協力を得て、399万円になった。目標の800万円には届かなかったが、工事費の圧縮、借入れなどで、資金面での準備は整った。市などへの申請なども済んでおり、いよいよ「1号機」の設置工事が始まる。設置する農園は広さ385平方メートルで、パネル面積は150平方メートル。遮光率は38・8%になる。発電見込みは年3万3千kWh、売電は年59万円と試算する。完成は年末から年始にかけてで、来年1月11日(土)に通電式を予定している。

 10月26日には、パネルを設置予定の落合農園(厚木市飯山)で収穫祭を行った。約30人が参加し、さつまいもや落花生など約80kgを収穫。遠藤理事長は「みんな笑顔で収穫できた。来年はパネルの下での収穫。より多くの人に参加してもらいたい」と胸を躍らせる。

 今後は「2号機、3号機と広げていきたい」と計画するが、FIT(固定価格買取制度)が来年で終了し、その後の売電については先行きが不透明だ。遠藤理事長は「FITに頼らない方法、電力の地産地消を考えないといけない。課題は多いが市民発電所として何ができるのか、市民の意見を反映してやっていきたい」と話す。
 

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

地域おこしに寺院を活用

地域おこしに寺院を活用

七沢もりあげ隊

4月30日

ピンク色の絨毯が広がる

ピンク色の絨毯が広がる

愛川ソーラーパーク

4月30日

犬猫保護(いぬねこほご)の活動拠点(かつどうきょてん)

犬猫保護(いぬねこほご)の活動拠点(かつどうきょてん)

清川(きよかわ)しっぽ村(むら)

4月30日

中学生の議員を募集

中学生の議員を募集

子ども議会に向けて

4月29日

飯山のポピー見頃

飯山のポピー見頃

6日まで摘み取り可

4月27日

3市町村の未来考える

厚木JCが公開例会

3市町村の未来考える

4月26日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook