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厚木市×ニュージーランド 東京2020オリンピック 神奈川を走る!聖火ランナー2人に聞く 厚木市/阿部 洋さん愛川町/野口 博史さん

スポーツ

公開:2020年1月1日

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 厚木市から選ばれた阿部洋さん(68/旭町)は、応募要項を見たときに、「地域で活動している人を中心に選出する」考えを知り、「自分の生きてきた過程を振り返ると、地域に根差した活動をしてきたのでチャンスがあるかも」と思い応募した。
 
 東京都生まれ。5歳のとき愛川町へ、小学5年で海老名市へ移り住んだ。厚木高校に進学し、応援団長に。26歳で結婚してからは厚木に身を置く。25歳で厚木青年会議所に入所。20周年の理事長として「厚木好き人間」をテーマに、街づくり運動を展開した。その後は、厚木県央ロータリークラブのチャーターメンバーとして活動。現在は、厚木商工会議所常議員や、厚木市設計監理協会理事長などを務める。
  
 東京理科大学を卒業後、父親が経営していた㈱アベ設計(恩名)へ入社。現在は代表取締役として舵を取る。これまで、荻野運動公園や厚木南公民館、厚木商工会議所など、厚木市の様々な建物の設計に携わった。「厚木市は交通の便もよく、立地にも恵まれている。みんなで厚木を盛り立てていきたい」。
  
喜びを分かちあう
  
 42歳のときに直腸がんを患い、2年後、肺と肝臓への転移が見つかった。手術は成功。執刀医からは「世の中に必要とされているということ」と勇気づけられた。
  
 1年半ほど前から、早朝5・5㎞のウォーキングとジョギングを欠かさない。「これまでの人生に関わってくれた多くの仲間、社員、家族に感謝し、喜びを分かちあいたい」とその日を待ち望む。
  
 愛川町から選ばれた野口博史さん(61/田代)は、2017年に放送されたNHK朝の連続ドラマ小説「ひよっこ」で、自主聖火リレーを企画し、実行する場面を観て、「自分も走ってみたい」と思ったそう。
 
 昨年8月に応募し、12月中頃、〝当選〟のメールを受けた。「まさか自分が選ばれると思っていなかったからびっくりしました。二度とない機会なので嬉しいです」と満面の笑みを見せる。その知らせは一番に妻に伝え、「やったね!」と喜んでくれたという。
  
 生まれも育ちも愛川町。厚木高校、早稲田大学卒業後、中学の数学教諭に。現在も、町立中原中学校で非常勤教諭として教鞭をとる。「愛川町は自然豊かで大好き」と白い歯がこぼれる。趣味は登山で、日本の100名山を登り、既に70座踏破している。秋から春にかけては毎週、仏果山と高取山を1時間半かけてトレイルランニングするのが日課という。
  
喜びを分かちあう
  
 聖火ランナーの応募動機欄には、町青少年健全育成会の役員や会長として関わった、町一周駅伝競走大会などの活動について記載した。育成会の会長時代、小学校が週5日になり、子どもたちの受け皿を作ろうと奮闘、田植えや稲刈りなどを始めた。「20年以上前のことですが、今も受け継がれているのは誇り」と語る。教員としては定年退職を迎えたが、「これからも小中学生の健全育成に貢献したい」。
  
 走行距離は200メートル。まだどの区間を走るかは決まっていないという。「愛川町の代表として、地域に感謝の気持ちを持って、笑顔で元気よく走りたい」と意気込んだ。

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