▽3月1日から7日までは全国火災予防運動。各地で啓発運動が展開されている。厚木市の女性消防団員として活躍する増渕菜々さんは、市内で初めて、女性の学生消防団員として認証を受けた。啓発活動の際、女性消防団は高齢者宅を訪問し、火災警報器の設置、ストーブやコンロの近くに燃えやすいものがないかなどをチェックして回る。「市民の皆さんに火災予防を伝えるのが役割」と責任感を持って臨んでいる。
▽入団したのは大学2年の6月。きっかけは父の雄二さんだった。「父が消防団で、活動が充実していると聞いていた。ちょうど新しいことを始めたいと思っていたので、消防署に『募集してますか』と電話した」と振り返る。晴れて団員となり、最初の活動が消防訓練だった。「いきなり圧倒された。まるで消防士みたいだって」と笑って話す。衝撃的なスタートだったが、その後もしっかりと活動を継続。昨年夏には救命講習を受け、応急手当普及員の資格を取得した。「これからは講習などで自ら発信できるようになった」とスキルアップしたことで、さらにやりがいを感じている。
▽「自分の防災意識が高まったし、実際に市民のために働く署員や東日本大震災の時に活動をした団員の話を聞くと、しっかり防災を伝えないといけない」と話す。現在は大学4年。春からの社会人生活に向けて、卒業を待つばかりだ。社会人になっても、可能な限り消防団は続けていくという。「消防団は大変だと思われるけど、学校に通っていても活動できたし、仕事や家庭と両立している人もいる。自分にできる範囲で活動が可能なので、多くの人に入ってもらいたい」と話す。
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