県内記録で上位を獲得した選手たち。写真左上から時計回りに石井さん、田原さん、大林さん、橋本真緒さん、橋本真友さん
横浜国際プール（横浜市都筑区）で９月20日、「第43回全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季チャレンジ水泳競技大会 高等学校・中学校47都道府県通信大会水泳競技大会」の神奈川県大会が開催され、厚木市田村町のレオスイミングスクール厚木校の選手５人が県内記録で上位を獲得する活躍をみせた。
全国ＪＯＣジュニアオリンピックは、標準記録を突破した選手が出場するもの。例年全国から選手が集うが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響をうけ、各都道府県で大会を実施。この結果を集計して全国のランキングが決まる通信方式で行われた。
個人・リレーで上位獲得
同校からは、田原綾乃さん（厚木中１年）、大林未奈さん（厚木中１年）、橋本真友さん（相川中１年）、石井優奈さん（中新田小６年）、橋本真緒さん（相川小５年）の５人が出場した。
個人では、田原さんが11―12歳女子１００ｍ自由形で県内１位を獲得。同50ｍ自由形でも県内２位となった。田原さんは「自己ベストを越えられなかったのが悔しかった」と、更に上を目指す。橋本真緒さんは、10歳以下女子50ｍ平泳ぎに出場し県内で３位に入賞した。真緒さんは「自己ベストが出せて良かった。次は１位を目指したい」と笑顔で話した。
また、田原さん、橋本真友さん、大林さん、石井さんは11―12歳Ｒ女子２００ｍフリーリレーで県内３位に入賞。今年はコロナ禍で大会も少なく「緊張した」と石井さん。一方で真友さんは「力を出し切れた」と振り返る。大林さんは「今回はリレーだけの出場だったが、次は標準記録を越えて個人でも出場したい」と目標を掲げる。
今回の県での記録は10月上旬に提出・集計され、全国のランキングが発表されるのは10月中旬頃だという。
来春のＪＯＣなど先の大会も見据え
大会に出場した５人は、普段から毎週６日同校に通い、練習に励む。
コロナの影響で、４月、５月と休校となり、選手たちは自宅でマラソンなどトレーニングを続けてきたという。
同校の西村仁主任コーチは「春と夏のＪＯＣ大会は、やはり大きな目標になります。大会を目指すからこそ、厳しい練習も頑張れる部分があるので、いつ大会ができるかわからない状態では練習を組むのも難しかった」と語る。
今後、大会なども徐々に再開していく予定で、選手たちも10月と11月に出場予定の大会がある。西村コーチは「来春のＪＯＣ大会は開催予定ですから、しっかりと目標を持って準備していきたい」と話す。
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