▽10月11日から20日は、神奈川県が定める「安全安心まちづくり旬間」。毎年、関係団体がキャンペーンや啓発活動などを展開するが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で旬間に合わせたイベントは中止に。例年、キャンペーンの中心で活動している厚木警察署管内防犯指導員連絡協議会の川瀬茂会長は「イベントはコロナで中止になってしまったが、日頃のパトロールや声掛けを通して、皆さんに防犯意識を高めてもらう。今はそうやって防犯意識を広めていかないとね」と話す。
▽防犯指導員は、犯罪のない明るく住みやすいまちづくりのために、警察や自治会と共にパトロールなどの防犯活動を展開。厚木愛甲防犯協会連合会会長と厚木警察署長の委嘱を受け活動している。会員は30人。川瀬会長は9年前から指導員として活動している。それまで勤めた会社を定年退職し「社会に貢献したい」と思っていた矢先、自治会から「やってみないか」と声がかかった。それまで、自治会活動の一環として防犯活動に参加していたこともあり快諾した。会長には昨年5月に就任。現在2年目となる。「就任当初に登戸で通り魔事件、愛川町で刃物を持った男が逃走する事件が起き、防犯協会の本部から子どもの見守りを強化してほしいと要請を受けた。あの時は町中にマスコミの車も多くて緊迫感が凄かった。子どもが安全に登校できるというのは喜びだね」と当時を振り返る。
▽地域に貢献したいという想いから現在は、外出困難者を支援するNPO法人ワーカーズコレクティブ・キャリージョイでもボランティアとして活動する。高齢者とも触れ合う機会が多く、高齢者が狙われる特殊詐欺の被害抑止にも真剣だ。被害抑止のために、同協議会が協力してこのほど、厚木署に特殊詐欺の手口を周知する懸垂幕が掲示された。河辺裕司署長(写真右)は「一人でも多くの方に犯行手段を周知し、1件でも多く抑止できれば」と期待を寄せている。川瀬会長は「特殊詐欺は何としてでも無くしたい。この懸垂幕を見て、少しでもその想いを感じ取ってもらえれば」と力強く話した。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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