ＤＶＤを手渡す平井理事長（左）と受け取る小林市長
公益財団法人厚木市文化振興財団（平井広理事長）は３月８日、厚木市にクラシックコンサートなどを収録したＤＶＤを30セット寄贈した。
同財団では２０１０年から、厚木市在住のテノール歌手・上原正敏さんが市立小中学校で歌う学校訪問コンサート事業を実施。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で事業は中止に。そのようななかで、「児童に音楽の授業を楽しんでもらえるように」とプロの演奏家らによるオペラ、ヴァイオリン演奏を２枚のＤＶＤに収録。「厚木市文化会館ミュージックエール」として市に贈呈した。
贈呈式では、平井理事長が小林常良厚木市長に直接ＤＶＤを手渡した。平井理事長は「コロナ禍で学校生活を制約せざるを得ないなか、訪問コンサートができなくなり、職員がアイデアを出し合いＤＶＤ制作した。子どもたちのためにぜひ活用してもらいたい」と話した。受け取った小林市長は「子どもたちも喜ぶと思う。文化芸術を含めコロナ禍で今までとは違う対応をしなければいけないなかで、相当なご苦労をされてＤＶＤを制作したのだと思う。改めてお礼を申し上げたい」と話した。
なお、ＤＶＤは市内の全小学校に配布され、授業に役立てられるという。
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