名向小学校で1月19日、小網代湾で養殖されたアコヤガイから真珠を取り出す浜揚げが行われた。NPO法人小網代パール海育隊の指導のもと、6年生が体験した。
おととしの夏、真珠の核入れをした児童たち。同法人の日高芳子副理事長らの助言を聞きながらナイフで貝を開け、直径6mmほどの真珠が見つかると目を輝かせながら喜びの声を上げた。なかには、突起や変形のある「バロック」や「ナチュラルブルー」といった希少なものもあった。
この日取り出した真珠は、一人ひとり名前を書いた袋に詰め、横須賀市で宝飾店を営む倉茂紀夫さんに預けた。タイタックなどに加工され、3月19日(火)の卒業式で全員に贈られるという。
26日には岬陽小学校で、3〜4年生がマグロの解体を見学した。マグロ専門店「オーシャン・グロウ」(三崎)の宮川高政代表らが、約30kgのメバチマグロに包丁を入れる様子を皆興味深そうにのぞき込んでいた。
その後、バスやトラックの6倍以上あるマグロ船の大きさや構造のほか、餌や燃料、食料などを船に乗せ、投縄だけで4時間かかること、延縄漁法では約3千本の針が必要なこと、釣れたマグロは冷凍し、種類ごとにトラックに積んで市場に運ばれることなど、海から食卓に並ぶまでの流れや漁師の苦労を知った。
最後にマグロのソテーとたまごの煮付けを試食した児童たちは「良い味つけ」「不思議な食感」と笑顔で頬張っていた。
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