神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2018年5月25日 エリアトップへ

小網代の森 トイレ完成で利便性向上

社会

公開:2018年5月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

 生態系の豊かさから「奇跡の自然」と称される小網代の森に、常設のトイレが完成し=写真=、今月17日から供用が始まった。

 場所は小網代湾側の入り口(宮ノ前峠入口手前)。木造平屋建てで、男性・女性用に加え、車いすでも使いやすいバリアフリー、おむつ交換台、オストメイト対応する多機能トイレなど計7つを備えた。

 約70ヘクタール、東京ドームおよそ15個分に相当する小網代の森。絶滅危惧種も生息するなど豊かな自然が残る森では、観察をしながら散策が楽しめるとあって、2014年7月に一般開放されて以降、平日休日を問わず県内外から多くの観光客が訪れている。

 森の保全は県・三浦市・公益財団法人「かながわトラストみどり財団」・NPO法人「小網代野外活動調整会議」らが協働で推進。湿地帯の回復や治水作業、草木の間伐・伐採などを行うことで、多様な生物が生息できる環境の保全整備に努めている。

 一方、利便性向上を求める観光客からの声で多かったのがトイレだった。これまで仮設トイレの増設や機材のリニューアルなどが行われたが、衛生面などで課題があり、同日行われた式典であいさつに立った石川巧県議や地元小網代の出口眞琴市議は、待ちに待った完成を喜んだ。

ホタル観察を楽しむ

関東有数のホタル出現地と言われる小網代の森で、夜間の観察会が開かれる。開放期間は6月3日(日)まで。通常午後6時までの開園を9時に延長する。

 横須賀三浦地域県政総合センターによると、今年は気温上昇が例年よりも早く、今週初めにはすでに何匹か確認されているという。ゲンジボタルとヘイケボタルが生息しており、時期は少しずれるものの両方を楽しむことができる。

 開場区域は三崎口駅側の「引橋入口」から「宮ノ前峠入口」。園内は外灯がないため、懐中電灯など足元を照らすものを持参するのが望ましい。散策路が混雑した際は、入場制限を行う場合もある。また、駐車場がないため、同センターでは公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 午後3時以降、雷や雨の注意報発令で中止。

 問い合わせ、注意事項は同センターみどり環境課【電話】046・823・0381
 

三浦版のローカルニュース最新6

500人が”一球入魂”

三浦半島少年野球大会

500人が”一球入魂”

5月10日

地元人の横顔ずらり

地元人の横顔ずらり

「人物風土記」回顧展

5月10日

駄菓子屋ノスタルジー

記者の目キラリ

駄菓子屋ノスタルジー

〜諸磯・青木商店の巻〜

5月10日

橋本誠やきもの展

小網代・イハリウム

橋本誠やきもの展

5月10日

菊名と金田古跡を巡る

未病ウォーク

菊名と金田古跡を巡る

5月10日

校庭の石を除去

上宮田小PTA

校庭の石を除去

「ケガのない運動会に」

5月10日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月10日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook