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三浦版 公開:2020年6月12日 エリアトップへ

時空を超越 夢の軍港風景 イラストレーター及川氏の大作

社会

公開:2020年6月12日

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横3m×縦2mの大型作品の横に立つ鈴木社長。本町の軍港めぐりターミナルで
横3m×縦2mの大型作品の横に立つ鈴木社長。本町の軍港めぐりターミナルで

 かつて一世を風靡したエンターテインメント情報誌『ぴあ』の表紙イラストを手掛けていたことで知られる横須賀出身のイラストレーター、及川正通氏の大型作品が、同市本町に誕生した新商業施設「コースカベイサイドストアーズ」内のYOKOSUKA軍港めぐりチケットターミナルに飾られている。

 タイトルは「Dream Map 『YOKOSUKA』」。2012年に『ぴあ』連載の集大成として横須賀美術館で開かれた企画展で発表した作品で、軍港を占拠する空母の甲板で歌い踊るプレスリー、ラスベガス然としたドブ板通りを闊歩する銀幕スターの小林旭、ドラムを叩く石原裕次郎、黒船ペリーなどがデフォルメされた独特のタッチで描かれている。

 「キラキラと輝く横須賀の軍港風景を描いた傑作」─。当時、企画展を訪れて一目惚れしたという軍港めぐりを運航する(株)トライアングルの鈴木隆裕社長が及川さんと直接交渉し、版権を得た。及川さんも生まれ育った横須賀に自身の絵が飾られることを喜んでいるという。

 ターミナルには、1990年に解体された横須賀の歴史的建築物「EMクラブ」で使用されていた直径2・1mの真鍮製シャンデリアも天井に設置。「どちらも(ターミナルの)シンボルになる」と鈴木社長は自慢の表情を浮かべた。

 軍港めぐりの運航再開は未定だが、ターミナルは今月5日(金)に先行オープン。

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