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column vol.1 女性の悩みオンラインで さんごの暮らし相談室
子どもの発達に悩む母の相談も多い
葉山町上山口の自然豊かな環境で、女性特有の悩みや、家族間の問題に寄り添うカウンセリングを行っている「さんごの暮らし相談室」がこのほど、オンライン事業と動画配信をスタートした。
代表を務めるのは翁川花伊子さん。社会学の博士号を持ち、長年大学の教壇に立ってきたほか、ＤＶ被害者を支援する団体活動や行政への提言活動に携わってきた。自身も結婚、出産、育児を経験し、女性の精神的な自立をサポートする重要性に着目。２０１８年に相談室を立ち上げた。
それぞれのライフステージで起きる身体的、心理的、社会的な変化は女性に大きな負荷をもたらす。パートナーとの関係に悩む20代から、産後うつ、産後クライシスに苦しむ母、家族や自身の心身の変化に戸惑う60代の女性まで、幅広い年齢層が通っている。
「傷つきの体験を”恥”と結びつけてしまって誰にも言えずにいる人が多い。だけどそれは本来、癒されるべきもの」という翁川さん。かつて身近な場所に何でも相談できる存在がいた地域社会の繋がりは希薄化し、代わりにインターネット上で不確かな情報が溢れている。「ひとりで頑張らなければ、とギリギリまで追い詰められてから来る方も多い。オンラインで相談できる体制を整えたので、まずは気軽にお問合わせください。一緒に考えていきましょう」と話している。
■さんごの暮らし相談室【メール】info@sangonokurashi.com、「さんご 相談室」で検索。
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