葉山町はこのほど、町民の健康増進を図るために、神奈川県立保健福祉大学(横須賀市/村上明美学長)、東京大学臨床生命医工学連携研究機構(東京都文京区/佐久間一郎機構長)の2大学と包括連携協定を締結した。
保健福祉大学は生活習慣病の発症リスクが高い人が受ける特定保健指導の受診率向上に向け、同大の健康教育プログラム「ロールプレイ」を実施。また、地元大学ということもあり、人材育成についても連携する。村上学長は「葉山町民の健康活動の意識の高さ、大学の教育・研究の双方の力を活用し、具体的な活動を推進していきたい」と意欲を見せた。
東大臨床生命医工学連携研究機構は、100歳以上の町民に協力を依頼し、食生活や睡眠などのデータを分析。健康長寿の人に共通する特徴を見つける研究を行っていく。佐久間機構長は「100歳以上の人のどういう因子が良いことにつながるのか、連続したデータが取れるのは学問的に貴重なこと」と協定への期待を語った。
山梨崇仁町長は「超高齢化社会の日本において、葉山は健康で長寿という最先端にいる。このモデルを発信していくうえでも、今回の協定をもとに健康増進に取り組んでいきたい」と語った。
葉山町には10月27日時点で100歳以上の人が42人在住。人口1万人当たりの100歳以上の高齢者数は12・9人で、神奈川県の5・3人の約2・4倍となっている。
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