１年の成果を披露
12日 小さな小さな音楽会
5月10日
バスケットボールコートで行う体操＝提供
逗子第一運動公園（逗子市池子）で毎朝６時15分から体操を行っているグループがある。名前も会則もないが、32年前から休むことなく続いているという。「来るものは拒まず、去る者は追わず」で現在は15人ほどが参加している。
グループ発足のきっかけは、今も参加する原田義男さん（88）が32年前に同公園で個人的に体操をしていた折に、同じように運動していた人と意気投合したこと。「『せっかくなら一緒にやりましょう』と、最初は３人で始めて、いろいろと声を掛けるうちに人数が増えていった」と振り返り、「決まり事もなく、人に干渉しないことが長く続いている秘訣」と話す。実際、名前を知らない人や日本語が分からない外国人が参加していたこともあるという。
拠点は同公園のバスケットボールコート。定刻になると、原田さんが号令をかけてラジオ体操から始まる。その後、オリジナルのストレッチ体操を行い、20〜30分で終了。
コロナ下でも休むことなく、マスクを着けて続けてきた。ある参加者は「家に一人でいると声を出すこともない。ここに来れば気も晴れる」笑みを見せる。
原田さんは「この年になっても友人ができる。人との交流は健康にもつながる。気軽に声を掛けてほしい」と参加を呼び掛けている。
春には花見をしたり、正月には集合写真を撮ったりするという。
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