平塚版 掲載号:2011年4月14日号
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意見広告 今こそ!平塚がすべき事を 「となりのトトロ」の森から─。水嶋かずあき

◎イベントの意味

 4月4日に「となりのトトロ」の主題歌等を歌われた日本を代表するアニメ歌手で、一児の母としても声を発してきた井上あずみさんとお会いしました。井上さんには3月21日に予定していたイベント、「夢を語ろうひらつか市民フェスタ」に出演を依頼していました。これは多くの方にわたしが目指す「まちづくり」を感じて頂きたいと企画したものでした。

 しかし東日本大震災を受け、被災者の方への想いや、余震・原発事故・計画停電などの社会不安から中止としました。二人の対談はHPの動画で配信予定です。ここではゲストに井上さんを招いた理由をお話します。

◎「トトロ」の住む森

 母の療養のため、田舎に越した姉妹がねこバスやトトロに出会う物語。50年位前の平塚にもそんな不思議な世界の入口は其処彼処にありました。「昔は良かった」と言うつもりはありませんが、トトロを観ると「今が昔」となる子どもたちを思わずにいられません。

◎大人の自覚と責任

 現在、平塚市の借金は1800億円です。この借金で何を得て、子どもたちに何を残せたのでしょうか?子どもたちはいつか言うかもしれません。「こんな(借金まみれの)まちに誰がした」と。借金の恩恵を受けたのは、今大人の私たちです。その「大人」である「自覚」を持たなければなりません。私の主張は「子どもにツケをまわさない」です。

 井上さんの「トトロ」の歌は多くの子どもに愛され、私たち大人にも「なくしてしまった、なくしてはいけないもの」を教えてくれます。私はイベントでこの歌を皆さんと歌い、誰もがもっている「夢」を語り合いたいと願っていました。

◎防災ボランティアを結集

 私は中止を決定したその日、かつて地震をテーマにチームを組んだ仲間に連絡し「今こそ平塚で出来ること」を始めるべきだと相談しました。それを契機に3月21日、市内の防災ボランティアの力を結集する大集会が開かれました。「夢を語る」機会が、新しい「まちづくり」のスタートに生まれ変わったのです。

◎東海地震と原発への備え

 平塚から直線距離で150Kmの静岡県御前崎市に、浜岡原発があります。これは東海大地震が想定されている地域の真上に建っています。そのため、今回の福島第一原発と同等もしくはもっと大きな揺れに襲われることが予想されます。

 そして、この地域の風向きの7〜8割が、東向きだと言われています。つまり、東海地震により浜岡原発で今回と同じような事態が生じた場合、放射能は風に乗って平塚に飛んでくる可能性もあるわけです。

 今から35年前に「東海大地震は明日起きても不思議ではない」と予測した石橋克彦神戸大学名誉教授は、私の浜岳中学校時代の同級生です。彼は、原発による震災を予測していました。「地震と津波で電源が止まる→冷却ポンプが故障し温度が上昇する→水素爆発により建屋が破壊される→放射能が外に漏れ出す」と。

 しかし、多くの原発関係者は彼の警告を無視して、「想定外」のこととして対策を取ってきませんでした。平塚市では「想定外」の事態で市民が被害を受けることのないように、浜岡原発の事故までを想定した防災計画の根本的な見直しを行っていくべきです。
 

井上あずみさん(右)と
井上あずみさん(右)と

水嶋かずあき事務所

平塚市紅谷町3-23伊藤ビル2階

TEL:0463-67-0008

http://mizushima-kazuaki.com

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