議会報告 「住むなら平塚」 平塚市議会 清風クラブ
6人で構成する清風クラブは、会派の描く「まちづくり像」を新年度の予算編成や政策に反映させようと、落合克宏市長に「平成25年度平塚市行政施策ならびに予算に関する要望書」を提出しました。当初予算案をはじめ、新年度を方向づける重要議案を審議する市議会3月定例会を前に、今回提出した要望書の一部を紹介します。
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昨年12月にあった政権交代への期待は膨らむものの、日本の先行きは依然として不透明です。
本市財政の歳入確保も、引き続き厳しい状況が予想されます。平成23年度決算での市税収入は前年度比で約10億3千万円の減少となっています。
一方で歳出は、新庁舎建設などの三大事業費をはじめ、少子高齢化の進展や雇用環境の悪化による扶助費の増加なども見込まれます。
平塚市は、行財政改革や事業の選択と集中を断行する岐路にあります。また「住むなら平塚」を目指し、私たちは次のような取り組みを落合市政に求めます。
効率的な行政運営
職員の意識改革や政策立案力の養成により、よりよいまちづくりに取り組む政策集団を構築することが重要です。
また財政運営では、市税収納率の向上や受益者負担の適正化、自主財源の確保に取り組み、指定管理者制度やPFIといった民間活力の導入も検討すべきです。
安全・安心なまちに
少子高齢化に対応するためには、高齢者が健康で生き甲斐の持てる施策を推進することや、安心して子育てのできる環境を充実させることが求められます。
防災面では、災害時要援護者への対応や、消防力の充実、互助意識の向上などが課題に挙げられます。一方、自治力向上のための公民館活用、スポーツ施設の充実などが必要です。
経済と産業の振興
農水産業では基盤整備や経営安定、担い手育成をはじめ、遊休農地や鳥獣害対策、地産地消の条例作成などを求めます。
商工業では、起業・育成に必要な助成制度や、商店街の賑わい創出と空き店舗対策、積極的な市内企業の活用、地域資源を活かした観光開発も望まれます。
また、産官学民連携による「ひらつかブランド」の確立や、新港周辺のベイエリアの活用など、平塚の魅力を掘り起こす施策も必要です。
教育と文化の向上
教育では、学校が家庭や地域と連携し、正しい倫理観や命を大切にする心、そして「生きる力」を身につける指導が必要と考えます。教育施設の整備や教員研修の充実、退職教員の活用、食農教育、米飯給食の拡大も重要です。
また、生涯学習の充実や市民文化醸成のための事業も積極的に展開すべきです。
都市環境整備の推進
快適な都市環境づくりを目指し、中心市街地や見附台周辺、ツインシティのまちづくりは計画的に進めるべき課題です。道路網の整備や西部地域の開発、ごみ処理広域化なども求めていきます。
「住むなら平塚」
私たち清風クラブは、「対話と協調」をモットーに、「住むなら平塚」を目指して邁進してまいります。
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