Vol.3神奈川県議会議員ねぎし孝之 議会ルポ ねぎちゃんねる ヒアリングを予算反映
神奈川県議会の各会派は7月に入ると、次年度の予算編成に対する動きを始めます。市町村や各種団体などから要望を聞くヒアリングを通じ、「県民が何を求めているか」についての声を聞く機会を設けます。
さて、こうした現場の要望が県予算にどのように反映されるのか。今回はその流れを解説します。
県の各部局は予算編成に向け、県民に求められるサービスを検討し、必要な事業と予算を盛り込んだ事業計画案を作成します。知事はその案を受け、「自分の政策が反映されているか」「歳入とのバランスは適切か」などの検討を加え、県議会に予算案を提案します。この一連の作業が始まるのが、概ね9月から始まる県議会の定例会中です。
議員団はタイムリーな県民の声を予算に反映させるため、行政が次年度の予算編成に着手する直前の8月末を目途に、現場の状況や県民の訴えを予算要望書にまとめ、知事に提出しなければなりません。そこで県議会議員は、7月初旬から市町村や団体へのヒアリングに動き始めるのです。
最終的に知事が上程した新年度予算案は、3月定例会の本会議や常任委員会などの場で、議員団の提出した予算要望をどれだけ反映しているのかも含め、審議されます。こうして議会が予算案を可決すれば、新年度の予算が晴れて決定することになります。
今回は、市町村や団体からの要望が予算に反映される仕組みを紹介しましたが、もちろんこればかりが県民の皆様の声を県政に届ける方法ではありません。請願や陳情といった方法もあります。これらについては機会があれば、この「ねぎちゃんねる」で紹介したいと思います。
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