神奈川県議会議員ねぎし孝之 議会ルポ ねぎちゃんねる Vol.1015年度予算案定例会で審議
2015年の第1回県議会定例会が17日に開会しました。議会では、神奈川県から提出されている15年度の各会計当初予算案などを審議します。
一般会計は前年度から4・5%増え、総額1兆9495億円と過去最大の規模となりました。特別会計と企業会計を加えた全会計の予算規模は3兆3641億円となっています。
新年度の当初予算編成は、550億円の財源不足からスタートしました。県税収入に一定増が見込めるものの、国からの地方交付税等が減額の見通しであるためです。税収が増額した地方自治体は、国から各自治体へ分配交付される税金が減る場合があります。
そのため県は、行財政改革の取り組みを通じ、徹底した施策と事業の見直しや職員数の見直し、更なる歳入確保に全庁を挙げて取り組んできました。しかし、15年度の予算対応だけでは財源不足を解消できず、14年度の県税収入が当初見通しよりも増えたことや、不用な県有財産を積極的に売却したことなどから生じた財源を活用し、ようやく収支を均衡させたところです。依然として、県の財政状況は大変厳しいと言わざるを得ません。
緊急財政対策に取り組み、税収も上向いてきていますが、財政状況が一向に改善しないのは、現在の地方税財政制度に問題があるためです。地方が果たさなくてはならない仕事量に見合った財源がないのです。現状の国と地方の仕事量が4対6であるのに、税源は6対4と逆転していることが問題の根本です。
今後も、このような国と地方の不均衡を指摘しながら、地方分権の正しい姿を目指すため、活動を行っていきます。
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