議会報告 駐車場有料化は必要か 市議会議員 金子修一
収入は毎月40万円のみ
平塚市は1月、市役所と文化ゾーン(中央図書館、市博物館、市美術館)の駐車場について有料化に踏み切りました。市総合公園の駐車場も9月21日から有料化されます。
市役所と文化ゾーンの駐車場は、プロポーザルで選定された民間事業者のタイムズ24が運営。各施設の利用者は1時間無料で、以降30分毎100円、4時間超え1時間毎200円の料金がかかります。総合公園の駐車料は2時間超え3時間まで200円、以降1時間毎100円になる予定です。
議会では、市民に負担を求める有料化を疑問視する意見がある一方、歳入確保・受益者負担の観点からやむなしとの意見もありました。
財政運営が厳しさを増す中、私も歳入確保の取り組みは必要との立場です。しかし、市役所と文化ゾーンで事業者から受け取る駐車場使用料は年間324万円、総合公園は年間約152万円の契約で、市の収入はあわせても毎月40万円足らずとささやかなものです。
これが市民の負担に見合った収入なのか賛否両論あるでしょう。少なくとも市民の利便性を犠牲にせず、もっと効果的な財源確保策があるはずです。無駄づかいの削減も優先すべきと考えます。
私は2008年、市役所内にある自動販売機の手数料収入について、市が一括管理するよう議会の総括質問で提案しました。それまでは各種団体に権利が割り当てられ、運用が不透明だったからです。現在は市の一括管理が始まり、今年度の手数料収入は912万円を見込んでいます。
このようにアイデアや工夫で、市民の負担なく歳入確保する道筋は様々に考えられます。
また、18年度まで既に約1億7千万円もの費用を投じているオリンピック事前キャンプをはじめ、民間感覚では費用対効果を理解しづらい事業は見直し、歳出削減にむけて努力することが市民に負担を求める大前提です。
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