福島第一原発の放射能漏れが原因と見られる放射性セシウムが、県西部の茶葉から検出されたのを受け、県による生産者向けの説明会が行われた。
13日にJAかながわ西湘本部で開催された説明会には生産者や関係者ら約250人が詰めかけた。補償や茶葉の廃棄、処理方法などの質問が相次いだが、明確な答えは示されず、生産者の不安は払拭されなかった。
県農協茶業センターの石渡哲也支配人は「損害について今後詳しく調べていく。県にも協力してもらい、東電や国へ補償を求める」と話している。
小田原市の生葉からは、770ベクレル/kgの放射性セシウムが検出され、県から出荷の自粛が要請されている。市内の被害額について市農政課は「総額を捉えることはできないが、県農協茶業センターが過去の実績をもとに予測したところ約2500万円と聞いている」としている。
05年農林業センサスの資料によると、市内にある販売目的のお茶の栽培農家数は88戸。久野・荻窪地区を中心に栽培面積は18ヘクタールで、茶の生葉の収穫量は102トンに上る(平成18〜19年神奈川農林水産統計年報より)。
暫定規制値を上回った6市町村の茶葉は、刈り取り作業を行い、6月中旬ごろに行われる二番茶の収穫に向け準備が進められている。
生産者の一人は「1年の収益の大半を占める一番茶が摘める状態なのに、刈り取ってしまわなければならないのは、経済的にも心情的にも辛い」と複雑な心境を語った。
茶業センターで一元出荷している今年の新茶のうち、「走り茶」として出荷されたものは、8割回収済み。「店頭に並んでいるものは、昨年の茶葉が使用されているので安心してほしい」とJAかながわ西湘は訴える。規制値を下回っている地域では、茶の摘み取り、製茶作業が続けられている。7月の出荷めざして調整中だ。
また、地元選出の衆議院議員・神山洋介氏は17日、国会のお茶振興議員連盟の集会で生産農家の状況を説明。「荒茶に野菜等と同一の暫定規制値を適合するのは合理性に欠けている。実態に沿った基準を早期に定めて」と政府側に訴えた(5月18日起稿)。
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