停滞から飛躍へ【7】 寄 稿 ヒルトンが似合う30万都市へ 大野しんいち
第2回の寄稿で「売却騒動の七不思議」を取り上げたからといって、小田原にヒルトンが不要だと言っているわけではない。売却問題は、市長が責任を持ってきちっと市民が納得する説明をすれば済む。
ヒルトンは大切な施設
小田原にとってヒルトンは必要な施設であることに変わりはない。いや、今後ますます必要な施設にしていかなければならない。ヒルトンにとって小田原が不可欠だといわれるほど、この街を発展させていかなければならない。私にはできると確信している。
ヒルトンが大切な施設である理由は、格調高いホテルが醸し出す雰囲気にある。小田原が30万都市を実現した時、その効果はさらに発揮されるだろう。
未来が輝くために
「これからヒルトンのランチブッフェなの」弾むような声でそういって娘が出かけるとき、その顔は明るく輝いている。ヒルトンの食事には、人を晴れやかにする華やぎがあるようだ。
伝統文化を大切にする一方でこういった晴れやかさが30万都市には必要だ。
国際都市を演出する
ヒルトンが国際都市を演出する一方の旗頭であるのなら、もう一方の旗頭は、県西ホールに併設する国際会議場だ。2千人規模の国際会議場を持つこと。これは、県西地域が半世紀近くにわたって描いてきた夢だ。
何としても実現しなければならない。
このことによって、ヒルトンも箱根もさらに輝きを増すと確信している。もちろん、国際空港羽田から一番近い城下町小田原も。
早雲以来の国際都市小田原
30万都市小田原を創る。それは早雲の築いた小田原を未来に出現させることでもある。そのための要の一角をヒルトンは占めている。
ヒルトンと小田原が二人三脚で進むためにも売却は白紙にして、市民の意向を確認するべきだ。小田原の未来のために。
【次号からは小田原に必要な政策をお伝えいたします】
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