いざに備え 市内各地で津波対応訓練
神奈川県が実施した津波対応訓練に合わせ、市内各所でも避難訓練が行われた。津波対策の強化を図るとともに、情報連絡体制及び避難体制を検証するための訓練を取材した。
生徒が炊き出し
今月7日、市内酒匂の西湘高校(北村公一校長)では、近隣住民約200人と、生徒職員約100人の計300人が参加し、炊き出しを含めた訓練が行われた。
午前10時に訓練のための大津波警報が発令され、同校近隣の酒匂11区と12区の住民約200人が避難を開始。区ごとに2つの校舎の3階まで非常階段を使って上り、名前と家族数、警報を知らせる防災無線が居宅で聞こえたかなどが確認された。中には車椅子やベビーカーを使用する家族を持つ人の姿もあった。そうした人たちからは「避難の道順と時間の目安が分かり、よかった」という声が挙がる一方、雨でぬかるんだグラウンドで車椅子を押す困難さや、上階まで避難することへの体力的不安の声も聞かれた。
避難終了後の意見交換では「防災無線が聞こえづらい」や「独居老人の安否確認はどうするのか」などの声があがった。この場に参加した北村校長は「校舎の配置が分かれば迷わず避難してもらえる。そのために必要な有意義な訓練だった」と述べた。
またこの日は午前9時頃から同校の生徒らが200人分の炊き出しを準備。おにぎりと豚汁、麦茶が用意され、訓練終了後に参加者に振舞われた。村山進さん(62)は「自宅から高校までの時間を計測してみた。訓練を体験できてよかった」と振り返った。
商業施設でも実施
市の津波避難ビルに登録されているマンションや商業施設、学校などでも避難訓練が実施された。
立体駐車場の3、4階部分で4800人分の面積を避難エリアにしている市内前川の小田原コロナワールド(栄英樹店長)では酒匂、小八幡、国府津、橘南地区自治会連合が避難訓練を実施した。栄店長は「いざという時に安全に避難できるよう有効活用してほしい」とコメントした。訓練後には自治会単位で意見交換なども行われ「時間や道順などを頭に入れておけばとっさの時に避難できる」と自治会長が呼びかけていた。
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