園児と中学生が「協働」 小麦を育て、収穫を体験
市内小船にある橘地区家庭菜園研究会(町田達哉代表)の畑で先月28日、橘中学校(押切千尋校長)の生徒による小麦の刈取りと脱穀が行われた。この麦は同会の会員が昨年12月に種をまき、下中幼稚園(鈴木晶子園長)の4歳児クラスの園児25人が、今年2月に丈夫な成長を促すために「麦踏み」を行ったもの。
この日はボランティアとして参加した15人の中学生が、足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)を使い、刈取った小麦を脱穀する様子を園児が見学した。飯田啓人(ひろと)君(2年)は「昔の機械を使い、昔のやり方で作業でき、いい勉強になった。種をまいてから小麦粉になるまでの工程がたくさんあることを知り、大変さも理解でき、楽しかった」と感想を述べた。
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