高橋台一さんが初の著書 パナリ焼の魅力を一冊に
和菓子菜の花を経営する高橋台一さん(66)が陶芸家の内田鋼一さんとともに、『パナリ焼』を自費出版する(2940円)。
パナリ焼は沖縄県の八重山諸島の新城(あらぐすく)島で約200年前まで作られていた土器。丸みを帯びた造詣が特徴的で、骨壺にも使われていた。高橋さんは19歳の時に写真でみたことをきっかけに、24歳から現地を度々訪れ、42年間かけてパナリ焼を収集。パナリ焼の魅力を「女性のでんと座った姿に似ている。母のもとに帰っていくような、魂の故郷を感じさせる土器」と話している。
初の出版に合わせ、8月24日(土)から9月8日(日)まで、箱根菜の花展示室(箱根町湯本351の2)で「パナリ焼展―琉球弧の風」を開催する。開館時間は午前11時から午後5時半、入館料500円(コーヒーまたは抹茶とお菓子付)、水曜定休。著書は会場で販売。
また、8月25日(日)にはパナリ焼展を記念して、映画『風の島』の上映会を実施する。パナリ焼を焼成実験で再現し、再生させていくドキュメンタリー映画で、上映は午後3時から、会費1000円(入館料含む・1ドリンク付)。鑑賞希望者は8月24日までにうつわ菜の花【電話】0465・24・7020まで申込みを(先着60人)。
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