小田原市職員被災地レポート【5】 週末のにぎわい・はらがま朝市 相馬市・西尾優貴さん
週末の朝、まだ人気が少ない静かな相馬の街の中で、たくさんの人で賑わいをみせる場所があります。相馬市塚田地区の仮設店舗内「レストラン報徳庵」で毎週土日に開催されているはらがま朝市(今年3月より「そうま復興マルシェ」に改称)です。いまや相馬の朝の顔となった朝市は、震災直後の物流停滞のなかスタートしました。支援物資の配給や地元農産物の販売と同時に、市民や被災者、支援者が同時に集える場づくりを目指してきました。現在はNPO法人として、リヤカーで、交通の便が悪い応急仮設住宅へ食料品等の販売なども行っています。スタッフには自らが被災した方も多く、人と人との助け合いが理想的な形で機能していると感じます。
朝市は、開始から2年9カ月で開催回数130回(土日セットで1回とカウント、トータルは260回以上!)を超えました。スタッフの、続けるエネルギーと相馬を盛り上げようという強い意志に感服します。支援物資のフリーマーケットや無料配布などの一角には、被災地を元気づけようと全国各地からミュージシャンやパフォーマーが集まります。
朝市の後には、報徳庵で顔なじみ同士が世間話をしたり、地元の人と来訪者が交流をしたり、それぞれがくつろぎの時間を過ごします。報徳庵の内装には、小田原の「報徳の森プロジェクト」から提供された木材を使用、あたたかな木のぬくもりにあふれています。厳選された東北の魚介類が満載の海鮮丼が500円とリーズナブルに食べられるほか、こだわりのカレーライスなど絶品料理の数々を堪能でき、相馬を訪れた際にはぜひお立ち寄りください。
朝市を訪れる地元の人は、週末のアーティストたちを心待ちにし、ステージに上がって一緒に歌ったり、体を揺らしてリズムに乗ったり、思いおもいの楽しみ方をしています。相馬を訪れるアーティストやボランティアの人たちは「震災で大変な思いをした人たちを応援しようと訪れたけど、こちらが励まされたような気がする」と言います。
被災者のための支援の場所と聞くと、遠慮してしまう人もいるかもしれませんが、初めて訪れた人を決して拒むことはなく、その場所に取り込んでいく不思議なパワーややすらぎがあります。被災者と支援者という垣根を感じさせず、同じ笑顔になれる魅力がそこにはあります。はらがま朝市は人々の心を支え、週末の相馬に笑顔の灯をともし続けています。
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神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
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