五色百人一首 札を目掛けて「ハイっ」 小田原で大会が初開催
小田原市民会館で1月25日、1枚の札を巡り子どもたちが熱戦を繰り広げた。 「第12回五色百人一首神奈川県大会色別大会」(TOSS五色百人一首協会神奈川県支部主催)が小田原で初めて開催され、小中学生46人が出場。小学校低学年の部は増田真奈美さん(横浜市幸ヶ谷小3年)、高学年・中学の部は坪井結愛さん(海老名市今泉小5年)が頂点に立った。
百人一首を20枚ずつ5色に色分け。試合ごとに色を指定し、20枚の中から読み上げられた句の札を2人で取り合っていく。地元から参加した富水小学校5年の宝子山優心くんと瀬戸陽(ひなた)くんは、「大会を楽しめた。また参加したい」と話した。
仲深めるため「朝の会」に導入
2人が通う富水小の5年3組では、「朝の会」の時間を利用して五色百人一首を行っている。対戦前には握手し、試合後には必ず礼を述べる。担任の高橋優教諭(32)は「互いを思いやる心を育て、ふれあいを活発にするために取り入れている」と語る。
4年時から高橋教諭のクラスで取り組む奥津水葵(みずき)さん、足利美保さん、須山さらさんは「札も覚えてきて楽しい」と微笑む。5年生から挑戦する中西もえさんは「クラス替えで不安もあったけれど、試合を通じて仲が深まった」とすっかり馴染んでいる様子だ。
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