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的確な診断を支える 医療レポート足柄上病院シリーズ 【19】 新型MRI装置を導入 取材協力/県立足柄上病院
放射線を使うCTやレントゲンと異なり、磁気と電波を利用して体の中を見ることができる検査装置「MRI」。今回は足柄上病院で10月1日から稼働を始めた新しいMRI装置について、放射線科の高瀬浩一郎医長と技師の大津和義主査から話を聞いた。
―MRIの特徴は?
放射線を使わないので、被ばくしないこと。また高画質で高精細、造影剤を使わなくても濃淡のはっきりした画像を得ることができるので、脳や臓器、筋肉、血管などの状態を詳しく検査することができます。
―使用する診療科は?
脳神経外科、神経内科、整形外科の検査が約7割を占めますが、ほとんどの診療科で幅広く利用します。脳腫瘍や脳梗塞の検索、椎間板ヘルニアや関節の損傷部の発見などが多いです。
―新しいMRI装置の利点は?
これまで撮影が難しかった部分も撮れるようになり、同じ検査時間で得られる情報量が増したことで、より正確な診断ができるようになりました。急性期脳梗塞の診断や前立腺がん・乳がんの早期発見、心臓・肝臓の検査などに役立ちます。また装置内の検査空間が広くなり、稼働音も静かになったことで患者さんの負担も軽減できます。
「医師の相談にのる医師(ドクターズ・ドクター)」として陰から診療を支える放射線科での活用が期待される。
地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立足柄上病院
神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866-1
TEL:0465-83-0351
FAX:0465-82-5377
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