小田原市は、市域を5つの地区に分け配置してきた地域包括支援センターを、4月1日(水)から2カ所増設し、7カ所の拠点で高齢者をサポートしていく。センターの増設は2005年度に開始以来初めて。
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地域包括支援センターは、地域ごとに高齢者の状態を把握し、介護予防の推進や一人暮らしでの困りごとの相談など、高齢者の生活を総合的に支えていくための場所として設置された。国が示す基準では、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師または経験のある看護師など、3職種を最低各1人配置することとしている。
市内では、第一地区(城南・城山中学校区)、第二地区(白山・白鴎中学校区)、第三地区(泉・城北中学校区)、第四地区(酒匂・国府津・橘中学校区)、第五地区(鴨宮・千代中学校区)の5カ所が設置されている。
今回の増設に伴い、市内で特別養護老人ホームなどを展開する「長寿会」と「東洋会」の2つの社会福祉法人が4月1日付で市から運営業務を受託する予定。長寿会は第六地区(緑・万年・幸・芦子地区)、東洋会は第七地区(橘南・橘北地区)を担当する。また、これまで医療法人社団 温知会が運営してきた第二包括支援センターは、訪問入浴サービスを行うアースサポート株式会社が引き継ぐ予定だ。
なお、これまで中学校区で分けられていた担当地区は今後、自治会連合会単位で区分けし、2017年度までに市内12カ所のセンター設置を目指していく。
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