▽午後6時58分。14日の市議会で一般質問が終わった時間だ。現在開会中の9月議会の一般質問には、議会事務局の職員も「記憶にない」という23人もの議員が登壇している。
▽地域や団体、業界などからの支援を受けて当選した議員が、市民の代表として市の課題について意見をぶつける一般質問。23人の登壇議員のうち8人は、入札不調で建設延期が決定した芸術文化創造センターに関する質問をした。
▽市は8月31日、議員説明会を開き、センターの現状と今後の方針を説明。事業の継続と73億円の建設費は増額しないことを確認し、【1】東京五輪後まで建設延期、【2】設計見直し、【3】工事の分割、【4】事業提案の公募の4つから、国からの交付金獲得のため、年内に方針を決定すると発表した。
▽しかし説明会が9月議会開会前日の開催だったことから、常任委員会の席で「議会軽視」と憤る議員や「住民投票」を口にする議員もいるなど、議会と執行部の間にまだまだ深い溝があることは明らかだ。一般質問の登壇者数も、不満の表れと言えるかもしれない。ある議員が口にした、まさに「非常事態」だ。
▽芸術文化創造センターは、小田原駅地下街、同駅前再開発と並び「3大案件」と言われる、加藤市長就任前から横たわる大型事業の一つ。地下街、再開発事業が目に見える形で進捗する一方で、建設場所や名称、設計で変更など紆余曲折を辿ってきたセンター。ここへ来ての入札不調で建設延期となると、建設の時期を逸した感も否めない。
▽しかし、入札不調は行政にとって不作為の事態と考えるのであれば、急いで方針を決定せず、思い切って一度立ち止まってみてはどうだろう。場所もデザインも大きさもレイアウトも改めて検討してみる。非常事態ともいえるピンチだが、実施設計まで終わった事業を改めて、見直す機会など滅多にあるものではない。ものは考えようだ。
▽市民との意見交換会はきょう19日、午後2時から市役所で行われる。示された4つの方針では、一番早いものでも完成は2年遅れる。交付金獲得の保証もない。ならば4つの方針にこだわらず、意見交換会を最良の方策を探る機会とする。そのくらいの開き直りも「あり」ではないだろうか。
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