神社を守り、神輿を担ぐ古新宿龍宮會が2月14日、35周年式典を報徳会館で行い、同会会員や来賓を含め約200人が参加した。
小田原でブリが豊漁だった1958年、当時の古新宿漁業協同組合が大漁祈願の神輿を担いだことに端を発する伝統だが、81年、漁業従事者の後継者不足や高齢化も相まって組合が解散。神輿の伝統もついえようとしていた。
それを良しとせず、「神社を守り、神輿を担ぐこの伝統を絶やしてはいけない」と思ったのが、7代目の西祐一現会長はじめ、歴代会長およびその世代の人たち。子ども時分に仰ぎ見た神輿を、成長とともに自然と担いできた人たちは、自分たちの神輿に誇りと憧れを抱き続け、「龍宮神社神輿保存会龍宮會」を25人で発足させた。
神輿製作が強めた連帯感
発足から程なく「みんなが胸を張って担げるような大きな神輿を」と考え、神輿を手作りで新調しようと決意。しかし、作業が進むにつれてかさむ費用。それでも、会員らが廃品回収などをすすんで行い、資金を補てんしていったという。
足かけ15年。同会が現在も担ぐ、総ケヤキ造りの巨大な江戸神輿をこしらえた同会。鈴木勇相談役が「もう一度神輿を担ぐために費やした15年間がなければ今の古新宿龍宮會はない」というほど、神輿作りにかけた時間と熱意は、連帯感をも強め、結束をより固いものにした。
かつて漁師が守っていた神社と担いでいた神輿は今、職業に関係なく地元や、浜町界隈出身者が守り、担ぐ。上は70代、下は10代と幅広い同会だが、上も下も関係なく言い合う仲。だからこそ喧嘩もしばしばだが、上の者は懐が深く、神社を守り、神輿を担ぐという同じ思いが会を束ねる。
西会長と鈴木相談役は「本当にあったかい仲間。小田原神輿の伝統を消したくない。そのためには担ぎ手がいないとね」と次世代への思いも込めた。
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