高齢化や後継者不足が課題となっている農業の分野で、小田原市は新規就農者を増やすべく、次世代へのサポートを続けている。
2月20日、JAかながわ西湘本店で「将来農家を継ぐかもしれないあなたへ」と題した相談会が行われた=写真。主催は、JAかながわ西湘と県西地域2市7町(小田原市・南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・真鶴町・湯河原町)で構成される県西営農支援センター。サラリーマンを経て就農した講師の高橋克三さんは、「農業はビジネス」と、市場の分析や徹底したコスト意識、営業活動など、成功するための農業スタイルを披露した。参加者の大半が、いずれ家業の農家を継ぐ後継者。公務員の45歳男性は「ミカンやキウイを作っている父はもうすぐ75歳。父の引退後は私が継ぐしかないから」と、参加の経緯を話す。一般企業に勤める32歳の男性は「妻の実家が農業を営んでいる。『農業』のイメージが全くわかなかったがサラリーマンの経験が活かせることがわかった」と、舌を巻いた。
同支援センターでは、毎週水曜日に農業に関する相談に応じるための窓口を開設。さらに地域農業の情報発信をホームページ上で行い、農地の貸し借りの仲介なども含め、農家を支援している。
小田原市は、2016(平成28)年度予算案に初めて「新規就農者支援事業費補助金」を46万円計上。市外から引っ越してくる新規就農者に対し、家賃や農地の賃借料の一部を市が補助するというもの。新年度の支援は一人だが、今後増やしていく考えだ。市農政課の担当者は「農業を通じ、市外から小田原へ移住してくれる人が増えれば」と期待を口にする。また、神奈川県農業アカデミー(海老名)に通う市内の農家後継者の学費の一部を補助する「新規就農者就学支援事業費補助金」など、市独自の対策で後継者不足に対応する。
「農業は素敵な仕事」
2年前に一般企業の事務を辞め、実家の農家に入った加藤真弓さん(29)は、「幼い頃からいつかは農業を」という想いがあったという。「自然相手の農業は大変なことも多いけれど、四季や自然の恵みを改めて感じることできる素敵な仕事」とその魅力を語る。一方で、「同世代の就農者が増えれば刺激も受け、もっと楽しくなるかも」と笑った。
市内の農地を使い新たに就農した人数(個人)は13年度3人、14年度5人、15年度6人とまだまだ少ない。農業を通じた定住促進事業は緒に就いたばかりだ。
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